はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS -
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 <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する
日時: 2006/02/05 22:54
名前: ももんが

以前、【よろしくお願いします】さんや管理人さんよりからRAID1の情報を提供してもらったので
私も試してみました。自分のために実装方法をメモったのですが、折角ですので公開しちゃいます。
(必ずしも正しい設定方法とは限りませんので、参考にされる方は充分に検証後、運用を開始してください)

以下、RAID1(ミラーリング)の初期実装方法とハードディスク破損時の復旧方法を記載します。
私が使用しているOSはCentOS4.2ですが、OSが起動する前のBIOSの画面で実装が終わってしまいますので、
OSの種類は関係ないようです。

===購入した資材===

RAIDカード:玄人志向ATA133RAID-PCI2
価格:1,708円(送料・振込み手数料込み)PCサクセスのネット通販で購入した。
   カードの他にHDケーブルが2本入っていてかなりお買い得!という感じですが
   英語の簡単なマニュアルしか入っていないので、それなりに覚悟が必要です。
   設定を行わずデフォルトのまま使用するとRAID0(ストライピング)になります。

===実装手順===

【RAIDカードのインストールとOSのインストールを行います】

・OSのインストールCDをパソコンに入れておく。
・電源を切りATA133RAID-PCI2をマザーボードに取り付け2台のハードディスクを接続する。
 ここでハードディスクのジャンパーは両方共マスターにしておきます。ハードディスクは
 可能であれば同じ型式のものが良いようですが、違うものでもOKみたいです。
・パソコンの電源を入れる。
・BIOS画面で【Ctrl+F】を押し、RAIDの設定画面を表示させる。
・AutoConfiguration[1]を選択し次画面にいく。
・Setup Array Type as の設定値をスペースキーを押し RAID1に変更する。(デフォルトは RAID0)
・Ctrl+Yで設定をsaveする。
・キーボードのEscでメインメニューに戻る。

・Define RAID[2]を選択し次画面にいく。
・設定値が以下であることを確認する。

 Array NO → 0
 Array Mode → Mirror
 Drive NO → 2
 size → HDの容量
 status → Functional

 また上記ArrayがBootableArrayであること(◆がついていればOK)
 ◆がついていなけれスペースキーを押してBootableArrayにする(◆を表示させる)
・Escで前画面に戻り、更にBios画面に戻る。

・そのまま放っておくとOSのインストールが始まるので実行する。
・インストール終了後、Primary、Secondlyのケーブルをカードから外し、カードではなくそれぞれを
 マザーボードに接続してみる。両方のハードディスクからOSが起動すればミラーリングは成功しています。
  
===ハードディスク破損時の復旧方法===

【応急対策でサーバー運用を継続する】

・壊れていないハードディスクのケーブルをPCIカードより外しマザーボードに接続する。
・壊れたハードディスクはPCIカードより外しておく。
・パソコンを再起動するとそれまでの環境でパソコンが立ち上がるのでサーバーの運用を継続できる。
・この後の作業でデータを消してしまう危険性があるため、重要なファイルはこの時点でUSBメモリーなどに
 バックアップを取っておく。

【本体策で再度ミラ−リングを行う】

・新しいハードディスクを調達する。
・壊れていない元々使用していたハードディスクのケーブルをPCIカードのPrimaryに、新しいハードディスクの
 ケーブルをSecondlyに接続する。(カードのケーブル差込口にはPrimaryとSecondlyがあり、筐体の内側にくる
 のがPrimaryです。ここで、接続を逆にしても問題ないですが、どちらに接続したかを明確にしておきます)
・パソコンを起動する。
・BIOS画面で【Ctrl+F】を押しRAIDの設定画面を表示させる。
・Rebuild Raid [4]を選択する。
・◆Array0を選択しキーボードのリターンを押す。
・複製元となる従来より使っていたハードディスクはPrimaryに接続してあるので【Pri/D0】を選択しキーボードの
 リターンを押す。(ここを間違うとデータは消滅してしまうので慎重に!コピー元を選択してください!)
・【Start to duplicate the image.〜】と聞かれるので自信があれば【Y】を押す。自信が無ければ【Esc】で中止。
・【Do you like monitoring〜】と聞かれますので【Y】を押しておきましょう。ミラーリングの進捗状況が表示されます。
・終わると【Array has been recoverd.....】と表示されるのでリターン。
 その後【Esc】【Esc】でメイン画面に戻り、最後に【Y】を押しBios画面に戻れば作業完了です。ミラーリングの状態で
 OSが起動してくるはずです。
・その後パソコンを再起動させ、Bios画面で2つのハードディスクがRAID1で認識されればOKです。また2つのハード
 ディスクをそれぞれマザーボードに接続し、両方のハードディスクからOSが起動すればミラーリングは成功です。

===今迄使っていたハードディスクを途中からミラーリングする場合===

・【よろしくお願いします】さんがたててくれた、スレッド【現在使用のサーバーに新たにRAID1を構築する】
  を参照してください。(非常に貴重な情報に感謝しています!)

  http://kajuhome.com/cgi-bin/patio/patio.cgi?mode=view&no=383
メンテ

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■ コンテンツ関連情報

 Re: <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する ( No.16 )
日時: 2006/02/18 19:21
名前: エース

/usrのバックアップってかなり時間かかりません?
私の場合相当な容量なので圧縮にコピーも…
ソフト関係インストールした日に再度圧縮して転送していますが。
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 Re: <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する ( No.17 )
日時: 2006/02/18 21:50
名前: ももんが   <momonganet@jcom.home.ne.jp>

>よろしくお願い致します。 さん

またまた、詳細な情報有難うございます。以前、管理人さんから教えてもらった
tarコマンドの他にbackupコマンドてなやつが有るんですね。。。

私も色々とwebや書籍類を見ていたのですが、dumpコマンドというのがありました。
tarコマンドが任意のディレクトリ以下をバックアップするのに対し、dumpコマンドは
システム単位でバックアップを取るみたいです。(検証していないので、みたいですという言い方ですが)
【backup / all】するにはこのコマンドみたいですよ。ただし、すげーー時間かかりそうですが。。。
あと、以前Johannから教えてもらったのですが、rsyncというのがあります。2台のパソコンがある場合、
rsyncアルゴリズムを使って、2台のパソコンの差分だけを転送し高速ミラーリングが出来るみたいです。
SSHを使っているので安全、ユーザー、グループ、パーミッションのコピー機能なんかがついている優れもの
みたいです。企業ユースで遠隔地にバックアップするときなんかは良いですよね。。。
メンテ
 Re: <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する ( No.18 )
日時: 2006/02/18 23:32
名前: ももんが   <momonganet@jcom.home.ne.jp>

backupってコマンドじゃなくて、function以降で定義されている関数のことなんですね。。。
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 Re: <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する ( No.19 )
日時: 2006/02/19 10:09
名前: 武蔵

パスそのものをバックアップする必要はないのではないでしょうか?
必要最低限、設定ファイルとデータを行った方が効率がいいと思います。

個人的な意見ですけど、tarやrsyncが一番いいと思いますね。
なぜなら、この方がパーミッションや所有者等の属性もそのままコピーされますし・・・

>あと、以前Johannから教えてもらったのですが、rsyncというのがあります。
名指しはまずいでしょう・・(コピーペーストで"さん"を付け忘れただけと思いますけど)

Johann氏が書かれたように、rsyncであれば差分コピーができるので最初は時間が掛かりますが、
2度目以降は差分バックアップなので高速になります。
ただし、他PCにミラーするには当然、電源が入っていないといけませんけどね。
メンテ
 Re: <続編>自宅サーバーにRAID1を構築する ( No.20 )
日時: 2006/02/19 12:03
名前: ももんが

>武蔵 さん

お世話になっています。

>名指しはまずいでしょう

はい。まずいです。Johannさん、いつもいつも失礼ばかりですみません。

>個人的な意見ですけど、tarやrsyncが一番いいと思いますね。
>なぜなら、この方がパーミッションや所有者等の属性もそのままコピーされますし・・・


よろしくお願い致します。 さんが情報提供してくれたやり方ですが、tarコマンドにpオプションを
つけた状態で運用されていますので、アクセス権などはくっついてくるようです。自分でリストア
まで含めて検証したいところなんですが、私が想定しているバックアップ先のCD-RWがCD-ROMとしか
認識してくれないので、その対応に頭を悩ませているところで、検証作業が出来ていません。(イライライラ。。。)
あと、圧縮ファイルはデータ1バイトでも損傷するとがリストアが出来なくなるので圧縮するな!などと
いう文章も目にしました。そこまでナーバスにならなくても良いだろうと思いつつ、なるほどと納得してしまいました。色々な考え方がありますね。。。。
メンテ

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