バーチャルホストとは、一つのIPアドレスのWebサーバで複数のドメイン名でホームページを公開するものです。 たとえば、「fedora.com」と「centos.com」と言うドメインで一つのサーバにアクセスした場合 各々のホームページを公開する事ができます。 ※:バーチャルホストを公開するに当たり、自サーバが外部のDNSサーバに複数の名前(ドメイン名)で登録されている事が前提です。 バーチャル設定ファイルを作成する。 例)「fedora.com」と「centos.com」を公開する (本来のアクセス名「fedora.com」をリアルドメイン もう一つのアクセス名「centos.com」をバーチャルドメインと呼びます) # vi /etc/httpd/conf.d/virtualhost.conf 名前ベースのバーチャルホスト使用宣言 NameVirtualHost *:80 リアルドメインの定義 <VirtualHost *:80> ServerName fedora.com DocumentRoot /var/www/html ErrorLog logs/fedora_error_log CustomLog logs/server_access_log common </VirtualHost> バーチャルドメインの定義 <VirtualHost *:80> ServerName centos.com DocumentRoot /var/www/html/centos ErrorLog logs/centos_error_log CustomLog logs/centos_access_log common </VirtualHost> 上記の場合、リアルドメインのHTMLドキュメント場所は「/var/www/html」 バーチャルドメインのドキュメント場所は「/var/www/html/centos」になります。 作成後は、apacheに反映させる為、apacheを再起動します。 # /etc/rc.d/init.d/httpd reload ※:内部(LAN内)からアクセスするには、ドメイン名(上記例であれば「fedora.com」「centos.com」)の名前解決が必要です。 名前解決方法は「DNSサーバの構築(BIND)」またはアクセス元の「hosts」で行います。」 |