はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS -
Last Update 2018/05/30
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動作確認 [ Fedora17 ]
  1. netatalkとは・・・
  2. netatalkのインストール
  3. netatalkの設定
    AppleShare(netatalk)サーバの設定
    共有ディレクトリの作成とアクセス設定
  4. netatalkの起動
  5. OSの再起動を行なった時にnetatalkを自動的に起動するように設定する
  6. netatalkの動作確認

■ netatalkとは・・・

netatalkとは、サーバに作成したフォルダをAFP(Apple Filing Protocol)プロトコルを利用して、Macの Finder から簡単にアクセスが可能となります。(アップル社が開発した Mac OS・Mac OS Xのファイル共有(AppleShare)をサーバで機能させたものになります。)

■ AFPのインストール

# yum -y install netatalk

■ netatalkの設定

■ AppleShare(netatalk)サーバの設定

設定ファイルの編集
# vi /etc/netatalk/netatalk.conf

Macから見えるマシン名を設定
#### machine's AFPserver/AppleTalk name.
ATALK_NAME=LinuxServer

ロケール設定を設定
#### server (unix) and legacy client (<= Mac OS 9) charsets
ATALK_UNIX_CHARSET='MAC_JAPANESE'
ATALK_MAC_CHARSET='UTF8'

■ 共有ディレクトリの作成とアクセス設定

/share を共有ディレクトリとして作成
# mkdir /share
アクセス権を変更する
# chmod 755 /share

共有ディレクトリ設定ファイルの編集
# vi /etc/netatalk/AppleVolumes.default

共有ディレクトリのアクセス設定(最下位行に追加)
/share "Apple Share" allow:linux
/share "Apple Share" rolist:hoge
上記サンプルでは共有ディレクトリ /share に対して共有名を Apple Share に設定。
linux ユーザには全権限、hoge ユーザには読み取り権限を設定。

指定方法
共有ディレクトリ "共有名" オプション
(スペースまたはタブで区切る)

共有ディレクトリ :絶対パスで指定する
共有名      :共有名をダブルクォーテーションで括る
オプション    :[アクセス権]:[ユーザ,グループ・・・・]
          アクセス権とアクセスを指定するユーザまたはグループをコロンで区切り設定
          複数ユーザや複数グループを指定する場合は、コンマで区切ります。(例:user1,user2)
          グループ指定はグループ名の前にアットマークを付けます。(例:@group1)

          [アクセス権]
            allow :全権限
            deny  :アクセス禁止
            rolist:読み取り
            rwlist:読み取りおよび書き込み

■ netatalkの起動

netatalkを起動する
# systemctl start netatalk.service

■ OSの再起動を行なった時にnetatalkを自動的に起動するように設定する

起動時にnetatalkを起動する
# systemctl enable netatalk.service
設定内容を確認
# systemctl status netatalk.service
netatalk.service - File and Printer sharing for Macintosh clients
      Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/netatalk.service; enabled)
      Active: inactive (dead)
      CGroup: name=systemd:/system/netatalk.service

■ netatalkの動作確認

  1. クライアント(Mac)より『Finder』をクリックし、サイドバーに【LinuxServer】が存在していることを確認する。

  2. 【LinuxServer】の『別名で接続...』をクリックして『名前』と『パスワード』に上記で設定したユーザで接続します。

  3. 認証が確立すると下記の画面の様に共有名【Apple Share】とログインしたユーザのホームディレクトリが表示されて権限に沿ったアクセスが可能です。

    当サイトの紹介例では「linux」ユーザは"Apple Share"とホームディレクトリに全権限でアクセス可。
    「hoge」ユーザはホームディレクトリは全権限、"Apple Share"は読み取り専用となる。

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