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 ループ現象について
日時: 2007/04/13 21:00
名前: けんきち

①不明点・障害内容:
②ログの有無   :
  (有:その内容):
③Distribution  :
      Version:
④Service Name  :
      Version:
⑤ネットワーク構成:
会社のネットワークがある日突然つながらなくなってしまいました。部下がサポートに聞いてみると、ループ現象かもしれないといわれたそうです。ループ現象とはどのような現象で、何が原因で引き起こされるのでしょうか?私も一応ネットワーク知識は持ているつもりでしたがループ現象は始めて聞く言葉です。おしえてください。よろしくお願いします。
メンテ

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 Re: ループ現象について ( No.1 )
日時: 2007/04/17 00:20
名前: Jin

Jinです。

ネットワークのループ現象とは、検索エンジンで検索すると
「ブリッジでネットワークを構築したとき,その間にループが存在すると,
データが次々とコピーされて永久に巡回してしまう危険があります。」
との記載がありますが、このことが、ネットワークを飽和状態に陥らせる
事となり、ネットワークが使用できない状態になってしまう結果となります。

「ブリッジ」とあるのが、最近の表現でL2スイッチのことです。
L3スイッチ(ルータなど)を省略すると社内LAN上でL2スイッチをカスケード接続し
ツリー構造のネットワークを構築していると思いますが、以下の例を示します。

          :
        +----------+
        | L2 A  |
        +----------+
        |    |
        |    |
     +--------+  +--------+
     | L2 B  |  | L2 C  |
     +--------+  +--------+
      |   :    :   |
   +--------+       +--------+
   | L2 B1 |       | L2 C1 |
   +--------+       +--------+
    :  :         :  :

通常は、「L2 B,B1」や「L2 C,C1」の配下には、パソコンなどの
コンピュータ機器を接続しますが、管理が不十分であったり
管理部門に申請しないで接続ポートが少なくなったので、安易に
安価なL2スイッチを購入して、ポートの拡張を行う事が発生します。

最近のL2スイッチは、カスケード接続が特定のポートではなく
全てのポートを自動認識でカスケードできる製品が主流です。

その時に誤って、「L2 B1」配下に「L2 B2」を接続し、そのスイッチを
誤って「L2 C1」にも接続してしまうミスが発生すると、
その事がループ現象を発生させる要因です。

この事は、社内LANの物理的な配線を含めて十分管理しなければ
社内LANの運用は出来ないと証です。

検索エンジンで、「スパニングツリー」などのキーワードで検索すると
技術的な管理回避策は現在、色々と製品があります。

【一言】 社内ネットワーク管理者の仕事
 ・ネットワーク・コンピュータ技術                   3割
 ・付帯設備の管理および維持(電源、LAN配線、LAN接続機器)        3割
 ・各部門の調整および管理(規定作成、勝手なことをするなと恫喝すること) 4割

メンテ
 Re: ループ現象について ( No.2 )
日時: 2007/04/16 15:26
名前: けんきち

たいへん詳しく説明していただき有り難うございます。簡単にいうとL2スイッチを管理者に無断で使用した者がいるためにループ現象が生じたと解釈してよろしいのでしょうか?普通のスイッチングハブを付け加えてもこうした問題は起こらないですよね。
L2スイッチとスイッチングハブの違いはどこにあるのでしょうか?機能的には同じだと思うのですが?
メンテ
 Re: ループ現象について ( No.3 )
日時: 2007/04/17 00:20
名前: Jin

Jinです。

> たいへん詳しく説明していただき有り難うございます。簡単にいうとL2スイッチを管理者に無断で使用した者がいるために
> ループ現象が生じたと解釈してよろしいのでしょうか?普通のスイッチングハブを付け加えてもこうした問題は起こらないですよね。
> L2スイッチとスイッチングハブの違いはどこにあるのでしょうか?機能的には同じだと思うのですが?


 「普通のスイッチングハブ」とはどの様なものか不明ですが、今回の場合、L2スイッチ=スイッチングハブと解釈して
問題ないと思います。「スイッチングハブ」は、昔の表現方法だと思います。今は、ネットワークレイヤーのどのレイヤー
でスイッチング技術を使用した機器なのかで表現しますので、

昔のスイッチングハブ -> L2スイッチ
ルータ        -> L3スイッチ

の様に表現します。

よって、「普通のスイッチングハブを付け加えてもこうした問題は起こらないですよね。」の根拠が不明ですが
最新のL2スイッチ(スイッチングハブ)でも問題は発生します。

その様な事が起こらないようにするのが、「スパニングツリー」(IEEE802.1D)の技術です。

これ以上の説明は、専門的な説明となりますので、前回提示した検索エンジンでの色々な情報を探すことにより
勉強してください。

あくまでも掲示板等での回答は、一意見として解釈してください。それが100パーセント正しい情報とは限りません。
ネットワーク上および書籍なので色々な情報を仕入れて情報を選択整理し自分の技術とするのが現在の
ネットワーク社会の基本です。
メンテ

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