はじめての自宅サーバ構築 - Fedora/CentOS -
Last Update 2018/05/30
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■ (No.) [] 総合評価()

No.-1 値段を基準にすればこの程度か? 評価 5
日時: 2006/12/08 22:28
名前: 管理者

仕様      :Ultra ATA133
データ転送速度 :133MB/sec(最大)
デバイスサポート:UltraATA133/100/66/33、137GB以上の容量にも対応
コネクタ形状  :IDE 40-pin/80ケーブルコネクタ×2
RAIDサポート  :RAID0,1,0+1、JBOD(スパニング)

実勢価格:\1,600前後(2006年03月04日現在)

FedoraCoreインストール時にはドライバ不要で何も気にせずインストールできる事が魅了。
ストライピング(RAID-0)で使用した事がないので不明だが、(ミラーリング)RAID-1で使用した場合、顕著に処理速度が現れる。

通常のIDE接続を基準に考えるとRAID-1にすると、書き込みが0.7倍程度、読み込みが0.9倍程度の速度に思われる。

No.-2 DMAの設定でレスポンスが変わる??? 評価 6
日時: 2006/03/13 14:19
名前: house

私もこのカードを利用しています。
HDのレスポンスにはDMAが関係している、という情報を得たので
私の設定を確認すると、HDのDMAがOFFでした。

噂によると、CPUにお世話になっている
「なんちゃってRAIDだ・・・」というサイトもあり
もしかして、RAIDを構築した場合、DMAを解除しないと駄目なのではないかと考え、
そもそも、RAIDカードがDMAをサポートしているかどうかを調べました。

商品を検討するサイトで、以下のアドレスを見ると
「RAIDカードのBIOSはDMAなのでドライバなしでも高速です。」
とあります。

http://www.kakaku.com/bbs/Main.asp?PrdKey=05679010323

本当かどうか分からないので、念のため
玄人志向のサイトより、RAIDカードの製造元をたどると以下のサイトになりました。

http://www.avlab.com.tw/japan/uata.htm

悲しいことに
ATA133RAID-PCI2という商品は無く

似たようなものとしては
Ultra ATA/133 PCI Pro
Ultra ATA/133 RAID PCI Pro

というものが形状として似ています。

基本的な仕様は変わらないだろう、と仮定し閲覧すると
DMAをサポートしている、とあります。

なので、恐らくDMAはサポートしている。

そこで、以下の設定をしました。

[root@**** ~]# hdparm /dev/hde
(RAIDするHDがスカジーとして認識されすので、Eドライブとなります。)

/dev/hde:
multcount  = 0 (off)
IO_support  = 0 (default 16-bit)
unmaskirq  = 0 (off)
using_dma  = 0 (off)
keepsettings = 0 (off)
readonly   = 0 (off)
readahead  = 256 (on)
geometry   = 30401/255/63, sectors = 250059348992, start = 0

[root@**** ~]# hdparm -d1 /dev/hde

/dev/hde:
setting using_dma to 1 (on)
using_dma  = 1 (on)

[root@**** ~]# hdparm /dev/hde

/dev/hde:
multcount  = 0 (off)
IO_support  = 0 (default 16-bit)
unmaskirq  = 0 (off)
using_dma  = 1 (on)
keepsettings = 0 (off)
readonly   = 0 (off)
readahead  = 256 (on)
geometry   = 30401/255/63, sectors = 250059348992, start = 0

結果、スピードが速くなったような気がします。

No.-3 DMA設定検証 評価 8
日時: 2006/03/13 17:30
名前: 管理者

houseさんから頂いた情報を元にDMAの現在設定状況とON/OFF時の実測値を測りました。

まず、RAID構築前は当然の事ながらDMAはONとなっている。

①当該カードを装着しRAID構築をした後の初期値はOFFとなっていました。
# hdparm /dev/hdc

/dev/hdc:
multcount  = 0 (off)
IO_support  = 0 (default 16-bit)
unmaskirq  = 0 (off)
using_dma  = 0 (off) ←----- OFFになっていた
keepsettings = 0 (off)
readonly   = 0 (off)
readahead  = 256 (on)
geometry   = 14596/255/63, sectors = 120060443648, start = 0

②この状態でベンチマークを採ってみると以下の値となっていた
# hdparm -t /dev/hdc

/dev/hdc:
Timing buffered disk reads:  8 MB in 3.78 seconds =  2.12 MB/sec
一秒間に[2.12MB]の転送となっている

③DMAをONに設定
# hdparm -d 1 /dev/hdc

/dev/hdc:
setting using_dma to 1 (on)
using_dma  = 1 (on)

[root@www ~]# hdparm /dev/hdc

/dev/hdc:
multcount  = 0 (off)
IO_support  = 0 (default 16-bit)
unmaskirq  = 0 (off)
using_dma  = 1 (on) ←----- ONになった
keepsettings = 0 (off)
readonly   = 0 (off)
readahead  = 256 (on)
geometry   = 14596/255/63, sectors = 120060443648, start = 0

④再度ベンチマーク測定
# hdparm -t /dev/hdc

/dev/hdc:
Timing buffered disk reads: 148 MB in 3.01 seconds = 49.13 MB/sec
なんと、約45倍の[49.13MB]という値になった。

カード装着前の読み書き速度とほぼ変わらない様な体感速度となりました。


まさか、DMAがOFFになっているとは思っておらずカードの性能と解釈していました。
houseさんから情報を頂けなければ、恐らくDMAモードをOFFのまま使用していたと思います。
とても貴重な情報をありがとうございました。

まだまだ比較対象のカードがないので「これが良い」とは言えませんが、価格面から考えてとてもお買い得に思えるような気がします。

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